2016年2月28日

祖先霊

本日の甲府はポカポカ陽気で気持ちの良い日でした。
本部道場で行をしている間、頭の中に自分の祖先の顔が次々と浮かんでくる体験をしました。祖先霊と言っても、今はすでに亡くなっている祖父母や曽祖父母など顔を知っている比較的近い祖先の方々です。

開祖天霊師の講義の中でも、ご位牌や霊璽(れいじ)がとても大切なものであるという事が述べられておりますが、私の家では祖先霊の霊璽を祖霊舎にお祭りして、水と浄めの塩を供えております。たまにその前で魂清浄ののりとを唱えたり、家の行事があるときなどには祖先霊に報告することもあります。

昔は祖先霊という言葉を聞いても、あまりピンと来なかったのですが、子供の頃から慣れ親しんでいた親族が歳を経るに従って亡くなっていきますと、その方々も全て祖先霊の一員となられて、自分の子供や孫がある方は、やがては自分自身も子や孫にとっての祖先霊になる事を考えるようになりました。
そう考えてみると、今現在生きている親族の方々は生きる祖先霊(もしくは子孫霊)のような存在と考えても良いのかもしれません。それが分かると自ずと生きている間の親族との接し方も変わってきます。出来るだけお互いに話ができる現世において喜ばせてあげるほうが良いですね。17霊界で暮らしている祖先霊達は地上で子孫の行事がある時などには、大神様方にお願いして連れて行って頂くこともあるそうです。子孫の繁栄を願っておられるわけですね。親心と言いますか。
私の場合、普段はゆっくりと祖先霊のことを考えることもないのですが、本日は魂清浄の神法を通じて祖先霊ときちんと向き合えたような感覚がありました。

日本では過去数十年に渡り核家族化が進んで、老人と一緒に生活する子供達が少なくなりました。それに従い、常に身近にいた人が亡くなるという体験する機会も少なくなっているように思います。祖先を意識するような機会も自ずと少なくなるでしょう。
開祖天霊師のお話の中に、祝詞をよむ際に祖先霊を入れてあげても良いという話も出たことがあるくらいですから、祖先霊を大切にすることはやはり必要な事だと思います。
結局、自分の事を最も親身になって考えてくれる存在は家族親族であり、17霊界におられる祖先霊もまたそうなのだろうと思います。祈願祝詞にもあります「家運隆昌」という言葉通り、自分のことばかりではなく、家族親族共に栄えていくように、できれば祖先霊も含めての家系が栄えていくように大神様に祈願してみてはいかがでしょうか。

2016年2月8日

如月の御祭り

本日は本部道場の如月の御祭りでした。先週の天気予報では、雪の可能性もあるとのことで、遠方から来られる方が無事に来られると良いがと案じていましたが、いざ当日になってみるとこれ以上はないという位の快晴となり、雄大な富士山を拝むことが出来ました。

直会の時に毎年2月8日と18日は特に雪の降る確率が高いというお話を聞きました。偶々とは思いますが本部道場の御祭りと修行の日に重なっているのが不思議ですね。そういえば2年前の2月8日は関東地方では過去に類を見ない大雪となりました。皆それぞれに大変な思いをしましたが、今日はその時の話で盛り上がりました。奉賛会会員の方々とは屈託もない話ができて本当に家族のようです。天霊先生もニコニコして聞いておられました。

今日は「魂清浄に距離はない」という話も出まして、非常に具体的な体験を交えたお話を伺う事ができました。これにより自分の行の中で体験していた事がどういうことだったのかが腑に落ちました。目が覚めた心地がしました。また、同じ話を聞いていても人それぞれに受け取り方が異なるのが面白いと思いました。

「魂清浄の神法は体験を通して教えてくださる」という事を改めて感じさせられました。魂清浄の神法はまさに一歩一歩山を登るようなものですね。今日は山の大きさを改めて感じさせられたというところでしょうか。