この言葉を現代の辞書で調べてみても見当たらず、似たような言葉では「名を捨てて実を取る」「花より団子」「花も実もある」ということわざが見つかりました。
これらのことわざの「花」とは外観や地位、名誉などの外見できるものを指し、「実」とは実益、実利など中身が充実している状態を指します。
ですから「花より実をとれ」という言葉も単純に「外見にとらわれず、中身重視で・・」という教えだと考えていました。
ところが先日、行をしていた時にこの言葉が頭に浮かんで来たのですが、その時突然「実というものは、花が終わった後で出来るもの」という直感が来ました。
そこで正しいのかは分かりませんが以下のように自分なりに解釈してみました。
通常、花が咲き終わった後で実が成りますが、収穫できるまでにはそれ相応の時間を要します。
これと同じように、大國主大神から授かった「才能」「力」なども促成栽培ではなく、じっくり時間を掛けて、実が大きくなるまで育ててから収穫してほしい、早く成果を得ようと焦ることなく、じっくり時間をかけて実力を養いなさい、という御心ではないかと思いました。
この直感を得る少し前に、就職活動について悩んでいる学生の方々とお話しする機会があり、よきアドバイスができるように祈願しておりましたので、それに関連してお答えを頂いたのではないかと思います。
開祖天霊師、二代目天霊師からお教えて頂いた様々な「言葉」について、行を通じて思ってもみなかった局面から理解できる事がございます。その状況に応じての教えと思いますので、いつでもどこでも通用するかは分かりませんが、大神様が私達をいつも見ていてくださっている事を感じます。(下の写真は文面とは関係ございません)