2012年1月5日

祈願祝詞(きがんのりと)

今回の祝詞(のりと)は、魂清浄を唱える前に祓い主、斎主の方があげられる祝詞の事です。天霊神霊研究所では祓詞、祈願祝詞(一)、祈願祝詞(二)という祝詞をあげて頂いた後に魂清浄の行に入ります。
通常道場に行きますと、天霊先生御自ら祝詞をあげてくださいます。長い時で1時間くらい一緒に行をつけてくださる場合もあります。先生は八十代半ばで大変ご高齢ですが、一緒に行をして頂くと自分の頭がどこかに飛んでいくかのような極めて平和に満ちた行となります。

祓詞でその場にいる迷霊を祓い、祈願祝詞で大神様に具体的に祈願をすることになります。1〜10魂清浄という魂清浄の祝詞自体にも数字一つ一つに意味が込められているそうですが、祈願祝詞は生きとし生けるものと、全ての霊を救って頂くようにとの祈願が具体的に描写された内容となっております。

祈願祝詞は2種類存在しますので、(一)、(二)と区別されています。記載された言葉が全く異なります。これらの祝詞は昔の言葉で書かれています。
祈願祝詞(一)は月次祭や大祭の時に用いられる祝詞です。祈願祝詞(二)は普段使用するものです。毎日使用する祈願祝詞(二)の中で、自分の至らなさをお詫びし、家族は元より友人までをもお守り頂きたいというくだりが大好きです。心を込めて詠ませて頂くと自分の心も温かくなるのが分かります。

少し変わったところでは、霊界誘導祈願祝詞という名の祝詞があります。特定の個人の霊を探して頂き、大國主大神様に17霊界に昇天して頂けるという誠に行き届いた祝詞です。昇天させて欲しい個人を特定するために、名前や亡くなった日、亡くなった要因も具体的に祝詞に入れることになっています。自殺者の霊を救いあげる事も出来るという事です。もちろん先の祈願祝詞(一)(二)とは全く異なる内容で、これも開祖天霊師がつくられた祝詞です。他にも病気の平癒を祈願する病癒祝詞もあります。開祖天霊師の直筆の祝詞が残されております。

このような様々な種類の祝詞をご用意されている所をみましても、開祖天霊師は霊の事を隅から隅まで研究しつくし、あらゆる人の悩みに応えられるような、誠に行き届いた方だったのだと思います。
私はこの祝詞で自分の尊敬する偉人の方々を順番に昇天の祈願をしています。不思議な事はこの祝詞を詠んだ後に行をしていますと、ものすごい勢いで何かを調査しているような感覚があることです。私見ですが、祝詞に入れた特定の個人の霊魂を探して頂いている事を肌で感じさせて頂いているのかもしれませんね。

開祖天霊師指示による祝詞の一部

2012年1月4日

年送り年迎え大祭

天霊神霊研究所の年末年始には、年送り年迎え大祭が行われます。祭式の間に新年を迎える形となります。大神様と一緒に新年を迎える事になり心があらたまるお祭りです。

写真のように神殿には松飾りを付けています。大晦日の23:45位から始まり、0時が過ぎて新年に入ってから、神殿前に置かれている水を新しい水に入れ替えします。これを若水と言います。それから年迎えの祭式が始まります。この時に新しい雰囲気に包まれました。大國主大神様は三が日の間日本の各家庭に降神されているという事です。

今回の年送り年迎え大祭には先代天霊師の次女の育子さんご夫婦も参加されておりました。先代天霊師の色々なエピソードを伺う事が出来てとても有意義でした。育子さんは二代目天霊師がお父上である開祖天霊師から非常に信頼されていたご様子を語ってくださいました。
「私達姉妹は父がいる二階に断り無く上がっていました。当事インターフォンがありまして、信者さんは一階からインターフォンで確認をとって、了承を得て二階に上がっていました。その中、二代目だけが、確認をとらないで二階に上がって来ました。私にも紹介もしてくれまして、二代目は本当に特別だった。」

育子さんのお話では、二代目天霊師の指名については、開祖天霊師が遺言として直接指名されたという事で、次女の育子さんご自身が生き証人です、とはっきりとおっしゃいました。そしてこれを魂清浄を唱えておられる方々に広く伝えて欲しいと言い添えられましたので、このブログにも記載させて頂きます。
なんでも以前から、開祖天霊師のお許しも得ずに勝手に天霊師を詐称する方々(天霊職を継承したと勝手に吹聴する方々)や、二代目天霊師はいないなどと言っておられる方々が現れているそうで、これを憂慮されておりました。開祖天霊師が日記に記載されているのを育子さんが見ておられるそうですし、二代目天霊師の神殿に開祖天霊師のご神体2体があるのを見れば分かる事でしょう?とおっしゃいました。確かにその通りだと思います。

今回育子さんのお話を伺ってみて不思議に思った事は、魂清浄の神法を開基された開祖天霊師ご自身が決定された事に素直に従えない元弟子が存在するらしいという事でした。天霊師を否定した瞬間から魂清浄の神法本来の力が発揮出来なくなりますので、一体何を支えとして信仰されているのかと思いました。おそらく天霊職というものを詳しくご存じないのでしょう。これは弟子を含む信奉者が口を挟む事は許されないものです。なぜならこれは人間が決めた事ではないからです。お話しを聞いていて逆にそういう方々の事が気の毒に思えてきました。

この大祭の直会では、参加者の皆さんでお神酒(甘露のように甘かったです)を頂き、多くを語り合い、非常に楽しかったです。こんなに楽しい新年を迎えるのは子供の時分以来だと思いました。
嬉しいのは、大人も子供も大神様からお年玉を授けて頂ける事です。先代天霊師の時からずっと続けられている事ですが、葡萄水を万能薬として授けられました。また正月の松飾りについても松葉酒を作り、これが万能薬になるということです。正月が過ぎたら本部の松飾りを少し分けて頂くつもりです。天霊神霊研究所には開祖天霊師が研究された多くの霊薬が存在します。
今回の大祭では魂清浄の行をしているの間に金色に輝くお米のようなものを持ちきれないほど授かった感覚がありまして、その次の日にはその兆候をはっきりと見せて頂きまして、大國主大神様は多くを授けてくださる大神様だと非常非常に感謝しております。正にお正月ですね。

二代目天霊師のご神殿(開祖天霊師の石像が祭られています)
開祖天霊師の指示によるお年玉の葡萄液(万能薬)