病気とは気を病むと昔の人々は云いますが、私に言わせますと「氣を病まされる」と申上げます。自分自身の霊以外の霊が居ります所が病気になるのです。
つまり病気の原因はすべて迷霊の居る所が病となるのです。正常でない処、これが病気です。病気には肉体的病気、家庭的病気、経済的病気等がある筈です。
皆これらが迷霊の作用から醸されています。では迷霊はどうして皆さんの胎内に入るのか、これは信仰から来るものが大多数です。
良く今の人々は俺は信仰などしておらぬと申しますが、今の人々はやらなくとも先祖がやっておりますので,迷霊は肉体を通して継承されています。
これから正神を信仰しない人々は、この世からだんだん整理されて行きます。魂清浄の神法は皆様方が正神に仕える事の出来る神法である事を夢々忘れてはなりません。
又、霊魂は普通の方々には見えません。もっとも見えましたら恐ろしくて身のおきどころに悩むでしょう。見えないから一面から申せば幸福かもしれません。私どもから言わせますと見えないから説明が仕憎いのです。又中々解って貰えないので大変です。人間は何処までも嘘と欲の権化です。困った時のみ神様お願いしますと称し、平常は神様などあるものかと否定します。又否定するのが文化人であるかの如く装ほっているのが現代人ですが本当は誤った思想であり考えであります。神様信仰は私達が何でもない時から信仰するべきものであり、一度神様より救助若しくは援助していただいた事の認識を得たら継続して信仰すべきものです。
良く喉元過ぎれば熱さを忘れて得手勝手の振舞いをし、救われて仕まえばそれまでよ式の人々が澤山おりますが、この様な人々は再度神様は愛の手を伸ばして下さいません。自分自身が救われたら更に他の人々を天霊につないで互いに多くの人々を救う様に仕向けて行かねば、この世は闇になるのです。
神様は肉体の医者ではありません。人間達のすべてに亘って幸福を授け日々好日の楽しき人生を送らせて呉れる私達の応援者であるのです。
しかし乍ら皆様が心から誠を以ってお願いしないと神様方には通じません。
又天霊は皆様と神様との仲取持役であるのです。どうかその事を深く御認識なされて大いに天霊を活用なされん事を申し上げ今回の解説といたします。
開祖天霊師 (1969年4月8日発表 )