2015年8月3日

霊動・手形

今日の甲府は本当に暑かった。体温を超えるような環境下で魂清浄ののりとを唱え続ける事はなかなか骨が折れますが、それでも長時間唱え続けていると、いつの間にか何も考えずただひたすらに行に打ち込んでいる状態に入り込むものです。

今日聞いた話で、どこかの分派の方々は魂清浄ののりとを唱える時に、唱えながら手を振るように指導しているという事でした。開祖天霊師は行の時に意図的に手を振るようなことは一切教えておられませんので、これは何かの間違いであろうかと存じます。

確かに仏教や古神道等の行法の中には、意図的に手を振るような行法がありますが、開祖天霊師が開基された魂清浄の神法は、正神のご指導の元で初めて世に出現したものであり、既存の宗教とは全く異なるものです。当然、既存の宗教の行法とは関係がございません。また、その意味も異なります。

魂清浄ののりとを無心で唱えますと、意図せずとも自然に手が動くようになり、時には手形が出たり、自分の体を撫ぜたり叩いたり体が動いたりと、自然に任せることで意図しない動きが出てくるものです。このような動きは体内の霊が体外に出るために必要な運動であると開祖天霊師の著書「魂清浄の神法」の中でも教えておられますので以下に抜粋いたします。

行は無心で肚に力を込めて声高らかに唱えるのですが、あくまでも自然にそうなってくるのであって、何か意図的な動作(例えば意図的に手を振る事、無理にお腹に力を入れて大声を出そうとする、独特なリズムで唱える等)が入りますと、無心となる事はできず、返って行の進歩が妨げられる事と存じます。心も体も大神様にお任せして一心不乱に行を行う事が早道です。