2012年3月17日

口伝(くでん)

魂清浄の神法に出会ってから、様々な禁厭(まじない)や術について教わりました。禁厭とは、誰がやっても同じ効果が出るもので、魂清浄を唱えない人でも出来るという事です。

それに対して、魂清浄の神法の「術」というものは大神様から開祖天霊師を通じて授かるもので、魂清浄を唱えている人でも全ての人が出来るというものではないという事です。
虫切りの術や竹鞭の術などがありますが、そのいずれも禁厭とは異なり、実施方法に非常に厳しい制限がついております。竹鞭の術などは他惑星の表面にまで影響出来ると開祖天霊師が口述された記録が残っております。

少し変わっているのは、その教わり方です。「口伝(くでん)」といい、口から出る言葉をもって相手に伝えるという方法を採られています。開祖天霊師から直接口頭で教えてもらうという事です。紙に書いてはなりません。

ここで最も重要なことは、魂清浄の神法の場合、口伝で授かった術の方法を、他の人にしゃべると、せっかく授かった術が消えてしまうという事です。これは笑い事では無いようで、開祖の時代にこんなエピソードがありました。

大國主大神様が開祖天霊師を通じて「虫切りの術」を授けた後で、当時の弟子の一部の方々は「口伝」の性質を理解出来ず、方法を他の人に話したそうです。その方々は皆、術が消えて無くなってしまう事態が発生したそうです。そのため、開祖がもう一度授け直しをせざるを得なくなったということです。

以下は開祖天霊師の講義からの抜粋です(口述をそのまま記載します)。

(開祖)「絶対に口外してはいけないのが口伝なんです。だから今日頂いて、また行きゃ またくれるわ、なんて喋るとですね、今度はくれません。いいですね。あなた方一代を通じてですね、喋るともうくれませんよ。」

(開祖)「口伝というのは口で伝えるんだから、まずAが貰いました、Bへ伝えます、Cへ伝えますというと、A、BはなくなってCが持ってる訳ですね。いいですね普通のこれが口伝なんです。
ところが、魂清浄の口伝というのは、Aが頂いて口伝で頂いたBに伝えると、A、Bとも消えます。いいですね。A、Bとも消えます。だからせっかく頂いたやつを喋っちゃった事によって、自分でマイナスを付けちゃう、これが口伝なんですね。だから頂いた事はですね、頂いた事はあくまでも極秘なんです。これが極秘、極秘なんですね。」

(開祖)「何故こういう風な問題になったかと言いますと、私(開祖天霊師)が生きているからですね貰い直しが出来る訳ですね。特別な詮議でね。だけどもそれは神と人との極秘な問題だからですね、だから他へ伝えてもらっては困る、こういう事なんです。だけど今度は皆さん方、私に今日言われたんだから、その通り実行しなきゃもう消えますよ。」

開祖天霊師から直接、虫切りの術や竹鞭の術を授かった弟子でも、その後、誰かに方法を話した場合は、話した本人も相手も術が消滅します。
現在も勝手に魂清浄の術を伝承している(つもりの)方々がおられますが、それは不可能という事がお分かりと思います。既に術は無くなっていて、あくまでもやっている「フリ」に過ぎません。もったいない話です。
ちなみに竹鞭の術や虫切りの術、除霊石等は開祖天霊師のみが授ける事が出来るものという事です。