2011年11月18日

拝礼

大國主大神様への拝礼の方法が決められております。ご神体である魂清浄の色紙の前に座って決められたご挨拶をしてから行に入る訳です。拝礼の仕方は開祖天霊師が文書にも残されています。他にも祭式の方法、着衣の種類,献撰の方法に至るまで細かく決められておりますが、これを見ると神社神道とは異なる点が随所に見られます。全て大國主大神様とのお約束によるものです。ここでは詳細は省きます。

「二拝三拍手一拝」 これが大國主大神様にご挨拶する時に行う拝礼の方法です。

「拝」とは、正座してお辞儀をする訳ですが、簡単に言えば平伏に近い姿勢と言えると思います。つまり少しだけ頭を下げる訳ではなく、しっかりと頭も体も倒します。一番大切な事は、頭を下げている「時間」です。「拝」をする時には、約「3秒間」頭を下げます。頭を上げる時は少し早くても構いませんが、下げている時間は「3秒間」と決められているそうです。この3秒間という時間は、短いようでいて、実際にやってみると意外と長く感じられると思います。けれども心を込めるためにはちょうど良い時間ではないかと思います。

もうひとつ、拝の時には両手の親指と人差し指は畳に付けてはいけません。そのため拳を畳に付けて親指を前に向ける形となります。行の後に水を塩で浄めて飲みますが、指に畳の汚れが付かないようにするための工夫ではないかと思います。

三拍手とは、三回拍手する事です。当たり前ですね(笑)けれど当たり前ではないのです。日本の神道では基本的に「二拍手」が基本だからです。出雲大社は封じ込めの「四拍手」ですので例外です。魂清浄の三拍手は大神様、自分自身、その他の方々の三つを表しています。魂清浄の神法は一人千人の修行(一日千日の行ともいいます)と言われており、他の方々にも恩恵が及ぶという行です。そういう意味でも「他の方々」が入ってくるのでしょう。三拍手というのは珍しいと思います。慣れて来ますと、二拍手では物足りない感じます。