2013年12月28日

<重要> 病気癒しの病院ではない

1972年1月8日に発行された天霊新報第11号に,1971年12月24日予言の日に大神樣方の御神示の一部として「信奉者一般の心得」があります。その中に次の一節が記載されております。

「最近天霊の口をとって教えるのだが、
 天霊神霊研究所は病気癒しの病院ではない。正神を教える所であると云う事だ。
 これは、大神の御言葉である」

これは大國主大神様に一生懸命お仕えし、修行の過程において、病気も治癒してくるわけであり、本末転倒な考え方を戒める言葉にもなっております。病気とは精神、肉体、経済、家庭・・・といずれの病も同様の事です。

また、ご祈祷によって人様の病を癒すお手伝いをされる場合があると思いますが、祝詞をあげたり、除霊石を使用するのは人間ですが、実際面でお力を発揮して全ての迷霊を昇天させてくださるのは大國主大神様です。それに従って病が癒えてくるのです。これは決して除霊石や竹鞭を使用した方のお力ではありません。当たり前の事ですが、人間は大神ではありません。あくまでも代理、代行です。また、病を持つご本人の修行により大神様からお力やお薬を授かって病が癒されるのです。

この点を間違えますと巷の祈祷師、占い師の類(自分の体内の迷霊の力を使用する方々)と同様になりますので、癒したのはご自分の力かのように勘違いをなさらないよう御注意が必要です。
初歩的な内容ですがこのような簡単な落とし穴にハマる方々がおられます。

また、道場外で除霊石等を使用して治療や祭式等を行ない個人的に報酬を受け取るような事は「大神様を利用する行為」です。これでは本来のお働きは期待できないでしょう。
大神様を治療の道具にしてはならない(大神様を利用してはならない)事を深くご認識頂きたいと存じます。

以上は「信仰」という面から考えてみれば、どなたでも理解出来る事なのですが、迷霊の渦中に入りますと意外と気付けないようですので、特に御注意が必要です。


なお、大神様へのご祈祷をして頂いて良くなった方は、天霊師がおられる本部道場に参拝し、直接大國主大神様に分相応の御初穂(※)を添えて御礼を申し上げる事になっております。どんな時でも祈願をして良くなったら大國主大神様に御礼を申上げる事を忘れてはいけません。
天霊神霊研究所は正神を教える所です。大神様が目に見えないからといって良くなってもお礼も申し上げないようではいけません。それでは何の為に行をしているのか分からなくなります。個人的には、大神様と人との関係は人と人の関係と似たような所があるように思います。そのため良いおつきあいが出来るように良い心掛けが必要と考えております。


繰り返しになりますが、魂清浄の神法におきましては、ご祈祷・治療してくださった方個人に御初穂・報酬等を差し上げる必要はございませんので、この点はくれぐれも御間違いのないようにお願い致します。お礼はあくまでも本部道場で直接大國主大神様に申上げてください。また天霊神霊研究所から報酬を請求するような事も絶対にございません。


(※ 天霊神霊研究所では御初穂と言います。”初穂料”という言葉は使いません。また御初穂については分相応という事ですし、お金でなくても良いとされています。これは開祖天霊師の時代から変わりません。
ですから例えば、何かのお店のように何々をしてもらったら△△△△円ですとか、巷の祈祷師のように何の病気を治したら成功報酬で□□□万円等という事は有り得ません
天霊神霊研究所は病気癒しの病院ではございません


開祖天霊師のお言葉として、魂清浄の神法では「神事で食べても良い(職業としてよい)のは天霊師のみ」となっているそうです。つまり奉賛会会員が魂清浄の神法の神事を職業にする事(報酬を得る事)は許されておりません。
これは神格位一位である天霊師(職)となると、人間としての財の枠が無くなり、何もかも毎回大神様から授けて頂かなくてはならない状態になるからであるからではないかと推察致します。
ただ現実には、開祖天霊師も二代目天霊師もご自分の職業をお持ちの上、神事に従事して来られた経緯がございます。
そういう意味から考えてみても、奉賛会会員の方の中に魂清浄の神法を職業にしたいと思われる方もおられるかもしれませんが、残念ながら許可はされません。

1972/1/8発行 天霊新報第11号より抜粋